3月決算と確定申告が終了しました。まだ売上は無く、ほとんど経費だけの簡単な決算です。
決算は今月(4月)になって導入したクラウド会計ソフトFreeeに昨年度の経費等を入力してもらい、行いました。
貸借対照表と損益計算書以外の決算資料も瞬時に取り出せるのはもちろん、様々な分析資料もあります。
今期からは発生の都度入力して行きますので、決算は数日で確定できることになるはずです。
ところで、昨年度はeLTAXでの地方税の確定申告を諦めて、この投稿をしました。
今年は昨年に続いてe-Taxでの法人税の他に、なんとか県民税と市民税の確定申告と納付書発行依頼まで行ことが出来ました。
法人口座がインターネットに未対応だったため納付までは出来ませんでしたが、現在Freeにも対応している口座を開設しているところですので、来年は納付まで行えるはずです。
台湾では1人が購入できるマスクの数量管理を政府がデジタル的に行い、混乱もなくマスクを全国民に行き渡らせ、新型コロナを制御することにも成功したという記事です。
国民に2枚ずつ配布するなどという時代錯誤的な政策しかできないのは、デジタル政策の遅れを象徴しています。
今年eLTAXに挑戦ました。まずWebシステムとダウンロード(DL)型のソフト2種類があるのですが、確定申告はDLでしかできず、Webシステムでしかできない手続きもあって極めてわかりにくい状態です。
しかもDL型のマニュアルは400ページもあります。個人も使用するソフトで、1年に1度しか使わないシステムですから、400ページもあったら到底無理です。
とても本気で電子申請を普及させようと考えているように見えません。
昨年もe-Taxで法人税確定申告を行いましたから、それはなんとかなりました。ところがデータをeLTAX用にエクスポートしようとするとどうしてもエラーが出てしまいます。
エラーには使えない文字等が使用されているというような説明がありましたが、エラーコードでは解決せず、結局メールで問い合わせを行いました。
答えは、連結決算用のプログラムをインストールしていない場合にこのエラーになる、というものでした。
どのプログラムをインストールするかはユーザーに選択させていますので、連結など関係ない当社はインストールしてありませんでした。
個人を含めてほとんどのユーザーは連結決算など関係ありませんから、インストールしようとは思わないはずです。
一方、殆どのユーザーは地方税の確定申告と納税の為にeLTAXにデータ連携させたいはずです。すると全員がエラーとなるわけです。
連結プログラムなしでもデータ連携できる仕組みにするか、全員に連結プログラムを強制的にインストールさせてしまうか、どちらでも解決できるはずです。
生産性が低いと言われて久しい日本です。今回のコロナショックを契機に、本気でデジタル政策を考え、使いやすい電子政府のシステムに取り組んでもらいたいと思います。