調理内容と運用方法により差はありますが、おおむね、一般フライヤー比で40%以上、揚げ鍋比で60%ほど、油代を節約することが可能です。
一般フライヤー比で50%以上減った事例もあります。
調理内容によりますので市販のAVチェッカー等で計測して管理してください。
あらかじめ加熱調理された冷凍食品等では足し油だけで運用できる可能性があります。
クールフライヤーでは常温で固形化するタイプの油(ラードやパーム油等)は避けてください。
清掃運用が困難になり、故障の原因ともなります。
カキ(牡蠣)のように水分が多くエキスの多い食材は油を痛めます。
また鶏皮のように大量の油を放出するタイプの食品も油の劣化が進行しやすいと言えます。
クールフライヤーを使用した場合、これらの食材を調理するときでも、一般フライヤーより油を長持ちさせることが可能です。
大いにあります。一般的に調理温度が10℃上がると劣化速度が2倍になると言われています。
コロッケや冷凍食品を含めて170℃までで十分と考えられます。
好き好きですが、肉類や魚介系では150~160℃、野菜では140~150℃がおいしいと言う意見もあります。
揚げ鍋や一般的なフライヤーでは油の劣化進行が早く、劣化が進行すると油の粘度があがりますので油切れが悪くなります。
これを避けるために高い温度で油切れをよくする方法がとられていると考えられます。
高い温度で揚げると油の劣化進行が早まりますのでいわゆるイタチごっことなります。
クールフライヤーでは油の劣化が進行しにくく、新鮮な油は油切れが良いので比較的低い温度でもカラッと揚がります。通常は170℃までで十分と考えています。
多くの場合は、油槽上に 手をかざしても油ハネが気にならない程度に、油ハネは抑制されます。
ただしエビのしっぽやイカの外套膜のように爆発するものは、気化によって内部圧力が上昇しないように下ごしらえする必要があります。
なお油ハネの抑制効果は、劣化抑制に直結していることがわかっています。
本体を冷却するための給水が必要ですので、常時水道との接続が必要です。また、電源については、小型卓上機CFT-7では単相200V(2.4kW)、2024年11月発売(一都三県限定)の自立型標準機CFT-18では三相200V(8kwを予定)が必要です。
小型卓上機(CFT-7)の場合は、給水用のタンクを高い位置に置いて代用することが可能です。
小型卓上型のCFT-7では、クールフライヤー用の油回収装置(CP-A7)を利用します。
2024年11月発売(一都三県限定)の自立型標準機CFT-18では、リザーブタンクに自動で油を回収する機構が付いています。これらの機能により調理終了後、直ぐに帰宅することも可能です。
小型卓上型のCFT-7では、クールフライヤー用の油回収装置(CP-A7)が夜間のうちに翌日使用可能なきれいな油を回収します。揚げカスとごく少量の油が油槽に残りますので、これは翌日の調理前にキッチンペーパー等で除去し、その後お湯で縛ったタオル等で拭きあげて下さい。
2024年11月発売(一都三県限定)の自立型標準機CFT-18では、揚げカスを除去してリザーブタンクに自動回収された油を、翌朝、ボタン一つで調理油槽に自動的にポンプアップすることで、一日の調理がスタートできます。
基本的に毎日行ってください。 フライヤーにおいては様々な条件によりますが、底部に溜まった残滓と水分を放置すると腐敗臭を発生させることがあります。(腐敗臭は清掃時に感じます。) これを避けるためにも油槽の清掃は毎日行うようにしてください。
鍋や普通のフライヤーでは油槽の壁面に焦げ付きが生じますが、クールフライヤーでは極めて軽微です。これは油中に浮遊している微細な炭化した固形物が少ないためです。耐熱樹脂製、又は平面であればステンレス製のスクレイパーなどで壁面の汚れを落とすことが容易ですので、調理の合間や終了時に行って下さい。これを頻繁に行うことにより油槽の清掃がラクになり、油の劣化進行も抑えられます。
また、ヒーターについても、キッチンペーパーなどで油や揚げカスを拭き取っていただくと焦げ付きが少なく、熱効率も下がらないです。
18ℓクラスの自立型標準機を2024年11月発売(一都三県限定)予定です。
材料価格等の高騰により、現在の価格は当社にとって大変厳しいものとなっています。従って安くなるということは考えにくいのが現状です。
一方でご購入いただいた皆様からは、「油の消費量が減った」、「清掃がラクになった」、「おいしさに満足している」といった声が寄せられています。
リースでご購入頂けば初月から経費のコストダウンが実現しますので、ぜひランニングコストで比較してみて下さい。また、環境やSDGsへの貢献などを訴求できることも大きなメリットではないでしょうか。
弊社としても研究してみたいテーマではありますが、これまで本格的な実験は行っていません。このため現状の弊社の立場としては、問題が発生しないとも限らないので控えて頂いた方が良いということになります。一般的なフライヤーに分子調理機を使用した場合に比べて、クールフライヤーであればそれ以上の性能が出せていると考えています。分子調理機を使われていたお客様がクールフライヤーを購入された事例はありますが、その後クールフライヤーと併用しているという話は聞いていません。
将来実現すると考えていますが、時期については全く未定です。
現状の製品は電源仕様の問題等があり、海外では使用できません。
計画としては、来年度には開発に着手したいと考えています。
また海外販売は協業によるものと考えていますので、具体的なご提案を頂ければ検討致します。