あけましておめでとうございます、今年最初の投稿です。
株主を含めて、自分の仕事を持ちながら当社事業を支援してくれている仲間や、取引先の皆様のおかげでここまで来ました。本当にありがとうございました。
今年、発売に向かってがんばりますのでよろしくお願い致します。
さて、昨年末に飲食チェーン企業で厨房に関わっているキーマンの方とお会いさせて頂き、現場を知り尽くした方にしかわからない貴重なアドバイスを頂きました。
そのアドバイスの一つは、クールフライヤーの清掃運用性の良さはそれだけでも「売り」になる、というものでした。
このアドバイスは全く違う2つの企業のお二人から別々に頂いたものですが、期せずして一致していました。
飲食店では、調理終了後に少しでも短時間で片付けを終えて帰りたい中で、フライヤーの清掃は危険な上に時間もかかってしまい、どうにかならないものかとどのチェーン企業や店舗でも思っているとのことです。
「調理終了後、何分で清掃作業を終了できますか?」と問われて、答えに詰まってしまいました。
と言うのは、クールフライヤーは、開発過程で清掃運用性の良さを大いに意識していましたが、作業時間を計測したことは無かったからです。
近日中に計測実験を行って報告する約束をしましたので、その翌日にも実験を行い、昨晩再度実験を行いました。
昨晩の実験では、170℃で調理終了後3分30秒で当日の作業を終了することが出来ました。
その作業内容は、
①油槽の壁面についた多少の汚れをスクレイパー等で落とし、油槽を軽くかき混ぜる。(温度低下を促進するため)
②温度が下がるのを待つ間にフライヤーの周囲を清掃(1分程度)し、油の移動手段を備えたタンクをセットする。
④表示温度145℃まで温度低下した時点で、油の移動手段を操作して油を移動開始。ここまで3分30秒。
(正確な表現をせず、写真もお見せできずにすみません。)
あとは危険もなく周囲を汚すこともなく、人が立ち会っている必要もありません。しかもこの作業は3日に1回。他の日は油槽の汚れをスクレイパーで落とし、周囲を拭き上げるだけで終了なので1分で可能です。
将来的には、温度低下を待って動作するようタイマーをセットすることで、清掃日でも1分で当日作業を終了できると考えています。
なお、清掃日(翌日)の揚げカス廃棄、油槽の清掃とセットアップ作業は5分で完了できます。
このような素晴らしい清掃運用は、一般フライヤーでは決して実現できず、極めて大きな差別化要素になるというわけです。
なぜ一般フライヤーでは実現できないかと言うと、調理後の油の温度が高い状態で油槽からろ過器に油を落とし、その油を濾過しながら油槽に戻して油槽を洗うという運用を行っているからです。
温度低下すると油や揚げカスの流動性が低下して作業が困難になるため、このような運用を行っています。
そもそも毎日ろ過器を使用しないと油の劣化が激しいので、毎日ろ過を行う必要もあるわけです。
今回頂いたアドバイスに従って、製品発売までに清掃運用性とその訴求表現に磨きをかけます。素晴らしいアドバイス、ありがとうございました。