先日特許庁のベンチャー支援担当から連絡があり、来社しました。
中小企業向けの費用軽減策などは知っていましたし、実際にお世話になっています。
ところが聞いてみると、スタートアップが直面する課題を知財面を中心に総合的に支援するための政策で、担当部門は昨夏に出来たのだそうです。
いくつか説明を受けましたが、私の今までのイメージからすれば特許庁がそこまでやるの?という内容でした。
このままでは日本の産業競争力がますます低下してしまうことへの、経産省の危機感の表れのような気がします。ありがたい事ですし素晴らしいと思います。
どうして当社が目に止まってくれたのか質問したところ、横浜市のアクセラレーションプログラムに採択されたという市の広報記事がきっかけだったそうです。
たぶん、特許庁の支援プログラムを利用させてもらう事になりそうです。
当社の事業、技術や知財への取り組みを説明しました。大変興味を示してくれたので、先日noteにも書いた清掃性についても、実際のツールを見せて説明しました。
すると、「個人的な印象ですが、これにも特許性がありそうですね。」と言う反応。
今まで、このツールについて特許性があるのではないかと考え、弁理士の先生や多数の出願経験のある仲間などに相談したことがありました。
その結果は「細部の工夫で特許になる可能性はあるものの、現時点では無い。」でした。
その後も「何かあるかもしれない」というモヤモヤした状態が続き、その結果として上の投稿などでも具体的な表現や写真を掲載していません。
その日の夜、いつものように寝ながら考えました。
「現時点で特許性は無い」と言う判断の原因は説明不足にある可能性が高いわけで、だとすれば説明できていないのは何か?
今日の説明と比較しながら考えたところ、説明しきれていないところに気が付きました。改めて相談してみたいと思います。
来社頂いた特許庁のベンチャー支援担当者の方に感謝です。