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キクチ・シンさんの投稿を読んで、フードロスについてもう一度考えてみた

数日前ですがキクチ・シン(いきものCo./たべものCo.)さんのこんな投稿がありました。考えさせられることの多い内容でした。

様々なフードロスの取り組みについて、キクチさんはこう書いています。

本当にフードロスに取り組んでいると思うものが「ほとんどない」のだ。

確かにそういうところはあると思います。そして主として一次生産品の流通や余剰についての考察もそのとおりだと感じる一方、それ以外の要素もあるんじゃないかと薄ぼんやりですが思いました。

私はこんな投稿をしたことがありました。

このワークショップに参加した結果、7月に行った100kg調理の食材を一切無駄にせず、フードロスを発生させずに済みました。その顛末はこちらに書きました。→https://note.com/kyamada22/n/nbbb0bf2e3414

ただ、ワークショップで議論された様々な「案」は、地域おこしや地域交流としては良いけれど、横浜市が本気で取り組む価値という視点で見ると物足りなさを感じるものでした。

キクチさんの投稿を読んだ後で言えば、まさに本質的な課題に向き合っていないように感じたわけでした。

私はこのような投稿もしました。

コンビニで揚げ物の「注文後調理」が可能になれば、調理後に廃棄されるフードロスは激減するはずだという内容です。

ここで書いたことは、本質的な課題に向き合っていると言えるのだろうか。

しばし考えましたが、向き合っていると言える、のではないでしょうか。

注文後調理は美味しさを向上させますがそのような価値は別として、フードロス観点では直接的には調理済みの食材の廃棄を減らします。

するとそのぶん一次産品の流通が減ります。そして一次産品の過剰分が廃棄される可能性があります。ただし、過剰になった産品は流通の原理で生産が減少するはずで、意欲と研究心のある生産者はもっと流通価値のある産品へ移行することになります。

産品の移行は簡単なことではないと思いますが、このような繰り返しの中でフードロスは減少して行くのだと思います。

「注文後調理」の他に、もう一つフードロスの削減で訴えたいことがあります。

それは調理油を無駄に廃棄しないことです。

恐らく食用油の消費量の半分は揚げ調理によって消費されています。この揚げ調理による油消費量が新鮮さ・美味しさをアップしながら半減できたら、ものすごく大きなフードロスの削減になるはずです。

揚げ油の消費量が半減すれば、それには長い時間も掛かりますが、精油される穀物が余剰になり、原料の穀物等は食用に転換されます。これは今後起こると言われている、アフリカ等の人口急増による飢餓を撲滅するSDGsの目標にも合致します。

プリウスが拓いた低燃費車へのシフトは、なんと言っても経済合理性によるところが大きいと思われます。

経済合理性があれば、高邁な理念を言うまでもなく流れは変わります。フードロスもそのようなものではないでしょうか。

経済合理性がフードロスを削減するという、こんな↓記事も最近ありました。やがて消費者にも利益が還元されることを期待します。

もし国や自治体が本気でフードロスを削減したいと考えるなら、生ゴミの回収・処理費用を大きく引き上げるのは効果があると思います。

もちろんそれは解決策の一部であって、うなぎ弁当の例のようにビジネスでの解決策や、技術的イノベーションによる解決が望まれます。

以下は宣伝です。

クールフライヤーは油の消費量を大きく削減できる上に、常に新鮮な状態に保つことが可能です。飲食店、飲食産業にとっての経済合理性は大きいのではないでしょうか。

来年発売に向けて準備を進めています。進捗については、別途書きます。

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