菅政権が電子化を一気に進めようとしているようです。
以前にも「電子立国」なんてスローガンがあったような気もしますが、結果として諸外国に大きく後れを取っており、日本の非効率を象徴している気がします。
掛け声だおれにならないようにしてほしいですが、今回は「コロナのおかげ」もあってたぶん大丈夫でしょう。
ただ大丈夫かどうかわからないのが「使い勝手」です。
昨年5月にはこんなことを書きました。
ここで書いたのはeLTAXですが、e-Taxも使いにくいのは同じです。
そもそも国税の申告をすると地方税額が決まってくるわけですから、なぜ別々のシステムになっているのか、せめてスムーズなシステム連携が行えないのか、普通に考えれば意味がわかりません。
こういうのをたぶん「縦割り行政の弊害」というのでしょうね。今度こそこういう弊害をぶち壊してほしいと思います。
もう一つe-Taxなどを使っていて思うことがあります。
これを作っている人は決裁者である公務員と、システム会社の社員だと思われます。そういう人のほとんどは確定申告は行わず、年末調整だけで済ませている人がほとんどではないでしょうか。
実際使っていて何度となく「これ、作った人使っているのかな?」と思いました。ぜひそう思われないようなシステムにしてほしいと思います。