お知らせ

揚げ調理の油を原因とする火災について

前回に続いて揚げ調理の課題について、今回は火災です。東京消防庁の資料に沿って見てみます。

火災の総件数は平成29年で4,205件

揚げ調理関連は220件、5%ちょっとです。

同じく上げ調理関連火災で、居住用と非居住用等の構成と内訳は下記です。

以上の表やグラフは資料から転載させて頂きました。東京消防庁の資料を詳しく見たい方はこちら →火災全体 →揚げ調理関連 揚げ調理関連は「天ぷら油火炎」という表現になっています。

揚げ油関連の火災も減っているとは言え、全国で見れば年間恐らく2000件以上の火災が起きており、毎日5~6件ですから決して少ない数字ではなく、消防に通報されずに済んだものを含めるとさらに多いわけですから、こうした事故を減少させる必要があります。

原因は圧倒的に火のつけ忘れ、対策は?

別の部屋で仕事をしていた、寝込んでしまった、話し込んでしまった、外出した、等々ありますが、いずれも加熱していることを忘れてしまったことが原因のようです。

では対策です。加熱中にその場を離れることが無ければ火災に至ることは無いと思いますが、人間ですから間違いがあります。

家庭用の2口以上のガステーブルには、天ぷら等の調理温度が250℃以上にならない過熱防止安全装置が義務付けられています。ですから揚げ調理を行う場合にはこの装置のついたバーナーを使えば安心です。

また過熱安全装置の無いガスコンロよりは、IHヒーターを使用することも火災事故の減少につながると思われます。ただ使い方を間違ったり、油の量が少なかったりした場合には火災につながることもあり、東京都でも実際に火災が発生しているようです。

国民生活センターの試験でも発煙や発火が報告されていています。

とにかく最大の対策は加熱中にその場から離れないことですが、油が発火するまでには時間がかかりますので、多くのガステーブル等に設けられているタイマーを使うのも良いかもしれません。

この点フライヤーは揚げ調理専用の機械だけに、温度管理がしっかりしていて安全です。

飲食店においての火災事故のほとんどは、フライヤーを使用していない場合に発生しています。

以前に一般フライヤーの安全性に課題があると書きましたが、ガスコンロで加熱して揚げ鍋で行う調理に比べれば圧倒的に安全です。しかもガステーブルに過熱安全装置がついているというのは家庭用の話であって、業務用はこの規制の対象外だそうです。

現在フライヤーを使用していない店舗にも使ってもらえるフライヤーを提供すること、そして火災事故の減少にも貢献できたらと考えています。

また家庭用フライヤーとして販売されている電気式揚げ調理器も、少なくとも火災に対する安全性は確保されていると思われます。少なくともと書いたのは、油ハネ対策などはほとんど無視されているように思われるからです。

家庭用においてもクールフライヤーの原理は応用できると考えています。将来火災に対する安全性なだけでなく、油ハネやオイルミスト、油の劣化も抑制する、デザイン性の高いフライヤーをリーズナブルな価格で提供することは、当社の夢であり目標です。

PRODUCTS
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用途に併せた、
2つのラインナップ

クールフライヤーは、これまでは当たり前とされて来たこれらの課題を、シンプルな水冷構造と加熱制御(技術解説をご参照ください)のみで解消することに成功しました。

CFT-7
CFT-7

小型 / 卓上型

小型 / 卓上タイプの
クールフライヤー

小~中規模店舗や、食材を分けての2台使いなどにおすすめです。
 

CFT-18
CFT-18

標準型 / 自立型

2024年11月発売
(一都三県限定)
揚げ調理量が多い店舗向けの
クールフライヤー

リザーブタンクを活用した揚げカス自動排出機構付き。揚げカス処理の手間を省き、揚げカス由来の油劣化も抑制します。

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