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調理後の清掃と油の保存、この課題に対しても革新的解決策を用意

前回の【9】試作の結果は想定以下、でもそこから3件目の特許が生まれることに、では肝心の特許内容についてほとんど書きませんでした。それでもここまでのノートで、クールフライヤーがどんなものか凡そイメージして頂けたのではないでしょうか。

これ以降は日々の出来事や、考え感じたことなどを書いていきます。
最初は昨日、油の保存容器についてキッチン用品メーカーなど3社に提案メールを送ったことについてです。

調理後の油の保存、どうしてますか?

揚げ調理をしない家庭が増えているそうです。その最大の理由は、揚げ調理をすると台所が汚れる、というものだと思います。油ハネやオイルミストでの汚れのほかに、油の保存や廃棄などが面倒くさいという理由もあると思います。

クールフライヤーはまず業務用卓上型から商品化する予定ですが、廉価な家庭用も構想にあります。将来家庭用ができれば、家庭での油ハネやオイルミストの問題も解決できると思います。

一方、油の保存に関しては、今、すでに解決策を持っています。

 

 

油の保存について課題を整理してみると、以下のようなものです。

1.オイルポットに移すときに高温で危ない、こぼし易い。
2.こぼしたわけでもないのに、なぜかポットの周囲が油染みてくる。
3.完全密閉されていないので、ゴキブリなどが侵入するリスクがある。

4.油の酸化が進行する。
5.(一部の機種では)
濾過材を用意しておく必要があり、消耗する。
6.保存する際のスペース性が悪い。

卓上型クールフライヤーには油ドレインがありません。ドレインはデザイン性だけでなく清掃性も損なうからでしたが、そのためほぼ同じ課題があります。

ドレインを設けない決断をした時点でおぼろげに想定していたよりも、完璧にこれらの課題を解決する方法を見出したのです。多くの調理実験と清掃の繰り返し、並行して行った様々な油の移動実験、そして仲間とのディスカッションから生まれました。

 

 

試作の具体的な姿はお見せできませんが、クールフライヤーに水道接続できない場合の策として実験した上の写真のタンクと、使いかけのホース類、その他には合計千円にも満たない部品で自作しました。こんな簡単な構成要素で、すべての課題を解決できるとは思っていませんでした。

キッチン用品メーカーなど3社に提案、noteのおかげで説明も楽な上リアリティも

試作はフライヤーの実験と清掃で使用できる容量12リットルでしたが、全く同じ方法で家庭用が可能です。

この2週間ほどnoteに投稿し、それに合わせてホームページも更新したため、短いテキストだけのメールですが自社についての説明も簡単で、提案内容にもリアリティが加わります。

可能性のある会社を探してみたいと思います。

特許事務所に相談したところ知財化の可能性ありということなので、これについても進めています。

皆さんからのコメントも頂けたら嬉しいです。よろしくお願い致します。

PRODUCTS
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用途に併せた、
2つのラインナップ

クールフライヤーは、これまでは当たり前とされて来たこれらの課題を、シンプルな水冷構造と加熱制御(技術解説をご参照ください)のみで解消することに成功しました。

CFT-7
CFT-7

小型 / 卓上型

小型 / 卓上タイプの
クールフライヤー

小~中規模店舗や、食材を分けての2台使いなどにおすすめです。
 

CFT-18
CFT-18

標準型 / 自立型

2024年11月発売
(一都三県限定)
揚げ調理量が多い店舗向けの
クールフライヤー

リザーブタンクを活用した揚げカス自動排出機構付き。揚げカス処理の手間を省き、揚げカス由来の油劣化も抑制します。

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